独り言4◆ゆっくり散歩◆

私の休日のルーティーンの一つが、早朝からのゆっくり散歩です。趣味の1つといってもいいでしょう。体調が悪かったり悪天候だったりすれば中止していますが、そうでなければ必ずこのゆっくり散歩しています。ただの散歩ですが、ストレス発散にもなりますし、季節を問わずにとても気持ちがいいものです。

急がずゆっくりと歩く

家を出たら簡単に準備運動をします。なにしろ早朝で体は起きたばかりですので、唐突に動くのは体のいろんな所に負荷がかかり危険です。ですから、準備運動として足首や膝、腰をゆっくりと可動させながら、痛みや違和感の有無を確認します。トレーニングではありませんから、体の状態次第では無理せずに中止にしています。

速度は体感でもゆっくりと感じる程度に、普通の散歩よりもっとゆっくりと歩きます。大体1㎞強の距離をじっくりと時間をかけて20~30分程度で歩きます。無意識になると普通の速度で歩いてしまうので、意識してゆっくり歩くようにしています。

散歩の開始

このゆっくり散歩には、決まった手順があります。まずは、近所にある神社に向かいます。ここに立ち寄ってじっくりと参拝し、心身ともに清々しくなった状態で本格的に開始します。

こんな時期なのですが、歩いている時にはマスクは外して全身から外界を感じるようにします。隣の家屋から聞こえてくる音、近所の畑の土やアスファルトのにおい、肌で感じる風の強さと温度など、五感から得られる情報はたくさんあり、季節を感じる瞬間でもあります。全身の力を可能な限り抜いて、リラックスしながらも歩き続けていくと、だんだんと気持ちよくなってきます。

気の向くままに歩く

基本的なルートは決まっていますが、何も考えずに五感の感じるままに時々ルートを変更します。いつも歩いている店先から1本奥の道を歩いてみたり、近所の神社に参拝してから今度は逆方向に歩いてみたり…。そこは気分次第です。

子供時代の探検気分と同じで、道と道のつながりを新たに発見した時や、今まで知らなかった店を見つけそれが予想外の掘り出し物だった時には、小さな感動を得ることが出来ます。大事なことは決して気負わずに、気分の向いた方向にゆったりと歩くことです。少しでも「嫌だなぁ…」と感じたら、その道は避けましょう。気分よく歩くのが目的ですからね。

季節を問わずに楽しめる

この時期は早朝からすでに暖かく、日によっては暑いくらいの日もありますが、なるべく早起きして朝日を全身に浴びると活力が湧き上がってくるのを実感できます。夏は厳しい日差しと暑さの中の日陰の涼しさを、冬は冷えた澄み切った空気の美味しさなど季節の違いを楽しむことも出来ます。健康的でお金もかからない、いい趣味だと思います。